お客様目線で建物を
観察し
「気づく」ことが大切。
フロント(城西エリア) 2013年入社
江口 修平
学生時代から建築や設備、都市計画などに興味があったため、不動産業界への就職を希望し、主に開発や売買仲介の業界を見ていました。それらの会社から複数内定をいただくも、本当に自分のやりたいことなのか、自分に適性があるのかどうかで悩んでいました。そんな中、エンドユーザーにあたる居住者の方々と長期的に関わり、身近なパートナーとして建物や設備を守る・維持すること、そしてお客様の目線に立ち、自分なりの提案で資産価値の向上にも貢献できる点で管理業界に魅力を感じるようになりました。住友不動産建物サービスへの入社を決めた理由は、住友不動産が分譲したランドマークとなるような物件に携われること、そしてノルマ至上主義ではなく、グループ一体となって住友不動産グループのファンを増やすことに注力する会社方針が刺さったからです。
お客様と喜びを分かち合い
談笑する時間が、
仕事の醍醐味。
入社後はマンションのライフラインを守る設備の保守部門で経験を積んだのち、関西エリアに異動し、フロントとして10棟を担当していました。その後首都圏に戻った際に主任フロントに昇格し、現在は城西エリアで4棟担当しています。主任フロントになってからは高級物件や大型物件を担当し、合意形成を図ることの難しさや、お客様が求めるレベルの高さ、そして重責を担うことのプレッシャーを日々感じています。しかし、理事会役員の方々と試行錯誤しながら一つひとつの課題を乗り越え、最後に理事会役員様と喜びを分かち合い談笑しているときはがんばってよかったと感じます。一方でまだまだお客様対応で悩む場面は数多くあります。入社して10年が経ちますが、マンション管理は幅広い知識が求められ、またお客様の価値観や物件の特色も異なるため、経験したことのない事案や知恵が及ばない出来事が発生することも。しかし事業所内での定期的なミーティングや社内システムに蓄積されたデータなどを通じて他フロントの成果事例や知恵を共有できる環境がありますし、部署やエリアを超えて情報交換する文化もあるため心強いです。トラブルが起こった際にはチャットツールで関係者を含めたグループチャットを立ち上げて素早く連携も図れるため、迅速かつ正確に対応することができます。フロントは個人で進める業務も多いですが、一方で社内・社外問わず様々な人と連携しながら進めていく業務であるとも感じています。
後輩にも伝え続けたい、
先輩から引き継いだ
仕事のモットー。
主任フロントになってからは新入社員の研修も担当しています。特に意識しているのは、私自身が先輩から教えられた「気づくことの大切さ」を伝えることです。現場巡回をする際はいつも見ている担当物件を「風景」と捉えず、疑問を抱いて注意深く観察することで、いち早く不具合や不便な点に気づくことができます。そしてお客様へ改善の提案に繋げることで、問題が起こる前に解決できたり、お客様に喜んでいただくことができた経験があります。また、現場で気づいたことやお客様との何気ない会話の中で得た要望などを住友不動産にフィードバックするのもフロントの大切な役割。自分自身の「気づき」がゆくゆくは新規マンション開発に活かされ、結果的にお客様からより満足していただけることにも繋がります。今後の目標は、大規模な新規物件を担当することです。新規物件は前例のないところからのスタートとなるため、先のことを想像しながら業務をする必要があります。そのためにもこれまでの経験を踏まえつつ、さらに専門知識を深め、常にお客様目線で物事を考え、気づける力を養いたいです。
キャリアステップCareer Step
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1年目〜
建物設備管理
研修後、マンションのライフラインを守る部署に配属。給排水設備点検の履行確認や修繕工事の企画・提案を管理組合へ行なう。
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4年目〜
フロント(大阪エリア)
大阪に転勤となり、小中規模のマンションを10棟担当。初めてのフロント業務のため、法律・会計等に関する専門知識やお客様対応力を身につける。
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8年目〜
フロント(城西エリア)
東京の城西エリアへの異動と共に主任へ昇格。世田谷区の高級物件や大型物件を4棟担当。新入社員の教育担当も行なう。