フロントだけでなく
スタッフ部門も
現場主義。
マンション会計部 2012年入社
大平 宰
学生時代にマーケティングを学び、人が集まる場所や人の流れを生み出す仕事に興味を抱き、不動産業界を中心に就職活動を始めました。初めから管理業界に絞っていたわけではありませんでしたが、就職活動の真っただ中に発生した東日本大震災をきっかけに、不動産業界の中でも「建物を守り、建物の寿命を長くする」仕事の重要性と、景気に左右されにくい安定性があるのは管理だと知りました。中でも、長年供給戸数トップクラスの住友不動産のグループ会社であれば、タワー型、団地型、複合型など様々なマンションに関わることができるのではないかと思い、住友不動産建物サービスへ入社を決意しました。
意味のある改善は
「現場を知る」ところから始まる。
入社後、千葉エリアのフロントを6年間担当し、その後マンション会計部に異動しました。フロントからマンション会計部への異動は前例が少ないため、辞令を受けたときは驚きましたが、当時のマンション会計部は総合職の社員が少なく、またベテラン社員が多かったため、「フロント経験を活かしながら、固定観念に囚われない柔軟な発想で業務改善をして欲しい」という会社の意向を聞き、意気に感じました。私が現在所属しているマンション会計部の業務を大きく分類すると、管理組合様の「管理費等の請求」、「経費の支払」、「月次収支報告書の作成」、「決算報告書案の作成」です。業務改善に取り組むためにも、まずは実務を知るべく、これらの業務を一通り経験させてもらいました。初めは慣れない事務作業や、大量の数字や資料とにらめっこする日々に苦労もしましたが、その経験を活かして様々な改善に取り組んできました。最初に取り組んだのは「業務フローの全国統一」です。会計業務のフローが全国の事業所や会計担当者ごとにバラつきがあったため、ミスを減らし、作業品質を均一にするためにマンション会計部が本部となって全国共通の業務フローやルールを整理し、全国の会計担当者へ展開・共有しました。他にも、「教育体制の構築」に力を入れました。新入社員や異動してきた社員が、より早くスキルを身に付け一人前に成長できるように教育プログラムを構築しました。これらのプロジェクトは、自分自身がマンション会計部に配属された当初に実務をやってきたからこそ取り組めたテーマだったと思います。フロント時代は自分の担当物件に足を運び、実際に自分の目で見たこと、聞いたことから気付きを得て、改善や提案に繋げられたことが多かったように、スタッフ部門でも実務をしっかりと肌感を持って理解した上でないと意味のある改善や企画はなしえないということを知りました。フロントだけでなく、スタッフ部門においても「現場主義」が大切なのだと改めて学べたことは、自分のキャリアにおいても貴重な経験になったと感じています。
スタッフ部門として
お客様満足度の向上に尽力する。
最近では、かねてよりお客様からご要望の多かった管理費等をクレジットカードで支払える仕組みの導入や、これまで書面で行なっていた管理費の請求書のWEB配信等のDX化にも取り組んでいます。今後は、自分が感じた肌感はもちろんのこと、フロントやお客様の声をしっかり吸い上げて、大切にしながら、社内向けの業務改善や効率化だけでなく、お客様がより満足していただけるようなサービスの拡充に尽力したいです。
キャリアステップCareer Step
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1年目〜
フロント(千葉エリア)
研修後、千葉エリアのマンションを10棟担当しながら「管理業務主任者」も取得。
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7年目〜
スタッフ
(マンション会計)マンション会計部へ異動となり、実務を知るため会計処理を一通り担当しながら、リーダーとして同じチームの事務スタッフフォローも行なう。
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9年目〜
スタッフ
(マンション会計)会計業務の効率化・電子化、お客様に向けた新たな取り組み・サービスの拡充等の企画業務を担当。現在は主任に昇格。